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電気更新 0執筆:jptop編集部

冬の電気代の目安と節約法【東京電力エリア】

冬は暖房が家庭の電気使用の32.7%を占めます。東京電力エリア30A・2026年12月分の単価で月200・300・400kWhの電気代を試算し、資源エネルギー庁の数値で暖房の節約策を整理します。

雪の降る窓辺で暖房を使う、あたたかな室内のイラスト

結論:冬の電気代は暖房で増えます。東京電力エリア・30Aなら、月300kWhで約1.1万円が目安です

  • 東京電力エナジーパートナーの従量電灯B(東京電力エリア・30A・2026年12月分の燃料費調整単価を適用)で試算すると、月200kWhで7,580円、300kWhで11,178円、400kWhで15,185円です(当サイトの試算。割引・ポイントは含みません)。
  • 資源エネルギー庁の冬季の省エネメニューによると、冬季1日の家庭の電気使用量のうち暖房が32.7%を占めます。最も大きいのはエアコンの17.0%です。
  • 冬の電気代を減らす近道は、暖房の使い方の見直しです。エアコンの設定温度、フィルター掃除、こたつや電気カーペットの強弱など、公式資料に数値が出ている対策から順に試せます。

冬の電気代の目安(東京電力エリア・30A・2026年12月分)

「冬の電気代の平均」を月別に示した公的な数字は、今回の確認では見つかりませんでした。総務省の家計調査(二人以上の世帯)では、2025年の電気代の月平均は13,219円です。これは年間の平均で、冬の月だけの金額ではありません。

そこで、公式の料金単価で、使用量別の目安を計算しました。

前提

内容

エリア・プラン

東京電力エリア、東京電力エナジーパートナー 従量電灯B、30A

適用月

基本料金・電力量料金は2026年11月1日以降の単価。燃料費調整単価は2026年12月分(▲4.65円/kWh、支援を含まない)

含む項目

基本料金、電力量料金、燃料費調整額、再エネ賦課金(4.18円/kWh)

含まない項目

割引、ポイント、国の冬の支援(単価未確定)

月間使用量

基本料金+電力量料金

燃料費調整額

再エネ賦課金

合計(税込)

200kWh

7,674.18円

▲930.00円

836.00円

7,580.18円

300kWh

11,319.18円

▲1,395.00円

1,254.00円

11,178.18円

400kWh

15,373.18円

▲1,860.00円

1,672.00円

15,185.18円

電力量料金は、120kWhまで29.85円、120〜300kWhは36.45円、300kWh超は40.54円(いずれも1kWhあたり)です。たとえば400kWhは、1,176.18円+120kWh×29.85円+180kWh×36.45円+100kWh×40.54円=15,373.18円です。

使用量が300kWhを超えると1kWhあたりの単価が上がるため、使用量が増えたときの請求額の増え方が大きくなります。実際の請求は、検針日や使用期間、各社の端数処理で変わります。

11月分との違い

同じ前提で燃料費調整単価だけを11月分(▲5.33円)にすると、400kWhは14,913.18円になります。12月分(▲4.65円)との差は272円です。燃料費調整単価は毎月変わるため、冬の間も請求額が動きます。

冬に電気代が上がる理由

暖房の電気使用割合が大きい

資源エネルギー庁の冬季の省エネメニュー(家庭向け、2024年10月)は、冬季1日の電気使用割合を次のように示しています。

用途

冬季1日の電気使用割合

暖房(合計)

32.7%

エアコン

17.0%

電気ストーブ

3.8%

こたつ

2.1%

電気カーペット

1.8%

暖房のその他

8.0%

これは使用割合で、料金の割合ではありません。地域や気候、住まいによって異なります。

気温が下がると家計の電気代も増える

総務省の家計調査(2025年平均)の概要では、2025年1月は前月の気温が低く、電気代が増加したとされています。

燃料費調整額と国の支援

東京電力エリアの低圧の燃料費調整単価は、2026年10月分が▲9.30円(国の支援による値引き3.50円を含む)、11月分が▲5.33円、12月分が▲4.65円です(東京電力エナジーパートナー)。10〜11月使用分は国の支援がありません。

冬の支援は、首相会見で方針が示されている段階で、資源エネルギー庁の正式ページでは確認できていません。単価や対象月は、確定した公式発表で確認してください(首相官邸、確認日2026年11月3日)。

暖房別の節約効果(資源エネルギー庁)

資源エネルギー庁の省エネポータルは、暖房機器の年間の節約効果を次のように示しています。

対策

年間の省エネ量

節約額の目安

前提(公式資料)

エアコン(2.5kW)暖房の設定温度を1℃下げる

電気15.80kWh

約490円

東京をモデルとした木造南向き住宅(JIS C 9612:2013)を想定

エアコン(4.0kW)暖房の設定温度を1℃下げる

電気45.20kWh

約1,400円

同上

エアコン(2.5kW)フィルターを掃除する

電気37.90kWh

約1,170円

フィルターの目詰まりによる風量低下率20%を想定

電気こたつ「強」→「中」

電気48.95kWh

約1,520円

1日5時間使用

電気カーペット(3畳用)「強」→「中」

電気185.97kWh

約5,770円

室温20℃、1日5時間使用

節約額の計算に使った電気料金の単価は、公式ページに記載がありません。ご自宅の実際の節約額は、契約の単価や使用状況で変わります。

また、冬季の省エネメニューでは、家庭の1日の電気使用量に対する削減率の概算が示されています(地域や気候で変動します)。

  • エアコン使用時に、重ね着や加湿で体感温度を上げて室温を22℃から20℃にする:2.7%
  • エアコンのフィルターを清掃する:0.8%
  • 窓に厚手のカーテンを掛ける:0.8%
  • こたつの使用時間を半分にする:1.0%
  • 電気カーペットの暖房面積を半分にする:0.9%
  • 不要な照明をすべて消す:4.5%

冬の電気代を抑える手順

  1. 検針票で、前年同月の使用量と今月の使用量を比べる
  2. 暖房機器ごとに、使用時間と強弱を見直す(上の表では、電気カーペットの強→中の節約額が最も大きい例です)
  3. エアコンのフィルターを掃除する
  4. 厚手のカーテンなどで窓からの熱の出入りを減らす
  5. 契約アンペアが合っているか確認する(東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bは10〜60Aで変更でき、無料。変更時に10〜15分程度の停電があり、工事費が自己負担になる場合もあります)
  6. 料金プランを見直す場合は、エリア・使用量・適用月・含む項目をそろえて比べる

契約アンペアの見直し方や、電気代の節約方法まとめも参考にしてください。

冬の注意点(市場連動型プラン)

市場連動型プランは、冬に卸電力市場の価格が上がると単価が上がるリスクがあります。2021年1月13日には、JEPX(日本卸電力取引所)のスポット市場で1日平均154.6円/kWhを記録しました。それ以前の最高は26.2円/kWhでした(資源エネルギー庁)。Looopでんきの定義書上の上限単価は128.00円/kWh(適用上限使用量120kWh、2026年9月1日実施)ですが、冬の暖房で使用量が増える家庭は、仕組みを理解してから選んでください。詳しくは市場連動型プランとは?リスクと向く人で解説しています。

よくある質問

Q. 冬の電気代は夏より高くなりますか。

A. 家庭の暖房の使用状況や住まいで異なります。冬は暖房が冬季1日の電気使用割合の32.7%を占めるため、使用量が増えやすい季節です(資源エネルギー庁)。夏との比較は夏の電気代の平均と節約も参照してください。

Q. エアコンと電気ストーブでは、どちらが電気を使いますか。

A. 資源エネルギー庁の冬季1日の電気使用割合では、エアコンが17.0%、電気ストーブが3.8%です。ただし、使用時間や台数で大きく変わるため、機器の消費電力と使用時間で確認してください。

Q. 冬の電気代を下げるために、電力会社を変えるべきですか。

A. まず使用量の見直しが先です。切り替えを検討する場合は、東京電力エリアなら同じ月の公式単価を並べて比べます。新電力のおすすめ比較で、会社ごとの条件を整理しています。

Q. 冬の国の電気代支援はありますか。

A. 方針が発表されている段階で、資源エネルギー庁の正式ページでは単価や対象月を確認できていません。確定した発表を、経済産業省・資源エネルギー庁の公式ページで確認してください。

まとめ

冬の電気代は、暖房の使用と燃料費調整額の動きで変わります。東京電力エリア・30Aの試算では、300kWhで約11,178円(2026年12月分の燃料費調整単価を適用)です。まずは暖房機器の強弱とフィルター掃除、アンペアの確認から試してください。

公式サイトで料金表を確認する(東京電力エナジーパートナー)

関連リンク

出典(確認日 2026年11月3日)