本ページはプロモーション(広告)が含まれています。

電気更新 0執筆:jptop編集部

契約アンペアの見直し方|基本料金の差と変更手順

契約アンペアの見直しで下がる額は、アンペア制では10Aあたりの基本料金です。東京電力エリア2026年11月の料金表で差額を計算し、機器別の目安、変更手順、下げすぎの注意点も解説します。

分電盤のブレーカーと電卓、電球を並べたイラスト

結論:アンペアを下げて減る額は、アンペア制の会社では「10Aあたり」の基本料金です

  • 契約アンペアとは、同時に使える電気の上限を決める契約です。東京電力エナジーパートナー(東京電力EP)の従量電灯Bでは10〜60Aから選びます(東京電力EP)。
  • 東京電力エリアの従量電灯B(2026年11月1日以降)は、10A下げると基本料金が月392.06円(税込)下がります。年間では4,704.72円です。
  • ただし、アンペアを下げても使い方によっては電気料金の合計が下がらない場合がある、と東京電力EPが案内しています。ブレーカーが落ちる使い方になれば、見直しの意味がありません。
  • 関西電力の従量電灯Aのように、アンペアではなく最低料金で基本部分が決まるエリア・プランもあります。この場合は、アンペアの見直しで基本料金は変わりません。

契約アンペアとは

契約アンペアは、家庭で同時に使える電流の上限です。上限を超えて使うと、分電盤のブレーカーが落ちる仕組みです。契約アンペアは、同時に使う機器の合計を目安に選びます。

基本料金はアンペアが大きいほど高くなります。そのため「使わない分のアンペアを減らす」ことが、基本料金を下げる方法のひとつです。

東京電力エリアの基本料金(従量電灯B)

次の表は、東京電力EPの従量電灯Bの基本料金です。税込で、燃料費調整額・再エネ賦課金は含みません。

契約アンペア

2026年11月1日以降

2026年10月31日まで

10A

392.06円

311.75円

15A

588.10円

467.63円

20A

784.12円

623.50円

30A

1,176.18円

935.25円

40A

1,568.24円

1,247.00円

50A

1,960.30円

1,558.75円

60A

2,352.36円

1,870.50円

電力量料金の単価は、契約アンペアを変えても変わりません。基本料金は2026年11月1日から改定されているため、見直しの効果も10月までより大きくなっています。

アンペアを1段階下げたときの差額

東京電力エリア・2026年11月1日以降の基本料金で、当サイトが計算した差額です。

変更

月の差額

年間(12か月分)

60A → 50A、50A → 40A、40A → 30A、30A → 20A

392.06円

4,704.72円

20A → 15A

196.02円

2,352.24円

15A → 10A

196.04円

2,352.48円

変更した月の基本料金は日割りで精算される、と東京電力EPは案内しています。表の年間額は「12か月ずっとその契約だった場合」の単純な計算です。

自分に合うアンペアの決め方

手順1:いまの契約アンペアを確認する

  1. 分電盤のアンペアブレーカーの色や数字を見る(色と契約アンペアの対応は、東京電力EPの案内ページで確認できます)
  2. 検針票(郵送またはWeb検針票)の記載を見る
  3. ブレーカーがない場合は、契約中の電力会社に問い合わせる

手順2:同時に使う機器の合計を出す

東京電力EPは「100Vでは約100Wが約1A」を目安としています。同社のページにある機器ごとの電流の目安(いずれも概算)のうち、主なものは次のとおりです。

機器

電流の目安

エアコン(10畳程度)

冷房5.8A/暖房6.6A

冷蔵庫(450L クラス)

2.5A

液晶テレビ(42型)

2.1A

電子レンジ(30L クラス)

15A

IH炊飯器(5.5合)

13A

ドライヤー

6A/12A

照明(1部屋)

1.0A

計算例です。夕食時に電子レンジ(15A)、IH炊飯器(13A)、暖房のエアコン(6.6A)、冷蔵庫(2.5A)、テレビ(2.1A)を同時に使うと、合計は39.2Aです。この使い方では30Aだと上限を超えます。

一方、エアコン冷房(5.8A)、冷蔵庫(2.5A)、テレビ(2.1A)、照明(1.0A)、電子レンジ(15A)なら合計26.4Aです。こちらは30A以内に収まります。

実際の消費電力は機器によって違います。自分の機器の定格(ラベルのW数)を確認して合計してください。

手順3:余裕を見て選ぶ

合計がちょうど契約アンペアに近い場合は、1段階上に余裕を持たせる方法もあります。東京電力EPは、1年でもっとも電気を使う時期に合わせて契約アンペアを決めるよう案内しています。夏の冷房や冬の暖房が重なる季節を基準にしてください。

アンペアの変更手続き(東京電力EPの例)

東京電力EPの案内に沿って、手順と費用をまとめます。他社・他エリアは、各社の公式案内で確認してください。

項目

内容

申込方法

カスタマーセンターへの電話、またはインターネット(一部、インターネットで申し込めない場合あり)

費用

10〜60Aの範囲内の変更ならアンペアブレーカーの交換は無料

停電

工事中に10〜15分程度の停電

工事店の工事

契約内容や設備によって必要になり、その費用は顧客負担の場合あり

変更できないケース

季節ごとの一時的な変更は不可。60Aを超える契約は相談が必要

集合住宅

所有者や管理人の承諾が必要な場合あり

スマートメーターでアンペアが設定されている場合は、ブレーカーの取り付けは行われません。契約アンペアはスマートメーター側の設定で変わります(東京電力EP)。

見直しのデメリットと注意点

  • ブレーカーが落ちやすくなる:電子レンジとドライヤーなどを同時に使う家庭では、下げすぎると不便になります。
  • 合計が下がらないことがある:東京電力EPは、アンペアを下げても使用状況によっては電気料金の合計が下がらない場合があると案内しています。
  • 季節に応じた変更はできない:夏だけ上げて冬に戻す、といった一時的な変更は受け付けていません。
  • 工事費がかかる場合がある:ブレーカー交換が無料でも、電気工事店の工事が必要になれば費用は自己負担です。
  • 賃貸は承諾が必要なことがある:集合住宅では、所有者や管理人の承諾が必要な場合があります。

アンペアを見直しても基本料金が変わらないケース

基本料金の決まり方は、エリアと会社で違います。

  • アンペア制のエリア:東京電力エリアの従量電灯B(東京電力EP)、中部電力ミライズの従量電灯B(10A 447.92円/20A 895.84円/30A 1,343.76円/40A 1,791.68円、2026年11月1日以降)など。auでんきの2026年11月の料金表にも、東京エリアで10Aあたりの基本料金を定めた項目があります(プランごとの金額は料金表で確認してください)。
  • 最低料金制のエリア:関西電力の従量電灯Aは、最初の15kWhまで763.81円の最低料金です(2026年11月1日以降、最大需要容量6kVA未満)。アンペアで基本料金は変わりません。
  • 基本料金0円のプラン:楽天でんき プランSは基本料金0円です。北海道・東北・東京・中部・北陸・九州エリアでは従量電灯B相当で契約アンペア(10〜60A)を選びますが、アンペアの大小で基本料金は変わりません(楽天でんき)。この種のプランの得失は、基本料金0円の電力会社は得かで整理しています。

アンペアを見直す前に、自分の契約が上のどれに当たるか、検針票とプランの料金表で確認してください。

基本料金を下げるほかの方法

  1. 同じエリアの別プラン・別の会社と比べる:基本料金と電力量料金の両方を、同じ月・同じ使用量でそろえて計算します。方法は電気代シミュレーションで比べる方法にまとめました。
  2. 使用量が少ない世帯は、基本料金の設定がないプランも候補にする:ただし電力量料金や調整額の条件を確認します。一人暮らしのおすすめ電力会社も参考になります。
  3. ブレーカーを落とさない使い方に変える:同時使用を避けるだけで、1段階下げられる場合があります。

よくある質問

Q. アンペアを下げると電気代はいくら安くなりますか。

A. 東京電力エリアの従量電灯B(2026年11月1日以降)では、10Aあたり月392.06円の差です。15Aと10Aの間は約196円です。会社・プランによって異なるため、検針票の契約種別と料金表を確認してください。

Q. アンペアの変更に費用はかかりますか。

A. 東京電力EPでは、10〜60Aの範囲内の変更ならアンペアブレーカーの交換は無料です。ただし、設備によっては電気工事店の工事が必要になり、その費用は顧客負担の場合があります。

Q. 変更するとどのくらい停電しますか。

A. 東京電力EPは、工事中に10〜15分程度の停電があると案内しています。

Q. 夏だけアンペアを上げることはできますか。

A. 東京電力EPでは、季節に応じた一時的な変更は受け付けていません。

まとめ

アンペアの見直しは、アンペア制の契約で、同時に使う機器の合計に余裕がある家庭ほど効果が出やすい方法です。東京電力エリアでは10Aあたり月392.06円の差ですが、下げすぎるとブレーカーが落ちる点がデメリットです。まず検針票で契約種別を確認し、機器の合計を計算してから判断してください。

プランそのものの比較は、電気のランキングも使えます。検針票の項目の見方は検針票(電気料金明細)の見方で解説しています。

公式サイトで契約アンペアの案内を確認する(東京電力エナジーパートナー)

関連リンク

出典(確認日 2026年11月3日)