東京ガスの料金と値上げ|2026年11〜12月
東京ガス(東京地区等)の標準家庭は2026年11月検針分6,488円、12月検針分6,718円。10月1日付の基本料金引き上げ、原料費調整、補助金終了の内訳を公式発表で整理し、使用量別の目安も示します。

結論:東京ガス(東京地区等)の標準家庭のガス料金は、2026年11月検針分が6,488円、12月検針分が6,718円(税込)です
- 2026年10月1日付の料金改定で、一般料金の基本料金が全6区分で150円(税込)上がりました。標準家庭(月30m³)の料金は、改定前の5,734円から5,884円へ、150円の増加です(東京ガス公式、2026年4月検針分の原料価格で算定、政府の補助金の値引きを除く)。
- 2026年10月検針分の5,744円から11月検針分は744円上がりました。内訳は、原料費調整分174円、約款改訂分150円、補助金終了分420円です。12月検針分はさらに230円上がり、6,718円です。
- 値上がりの要因は一つではありません。基本料金の引き上げ、毎月の原料費調整、政府支援の終了が重なっています。
この記事は、東京ガスの公式発表で確認できる料金表と値上げの中身を、東京地区等の一般料金(税込)で整理します。群馬地区は料金が異なるため、別に公式で確認してください。
東京ガスの料金(2026年11月・12月検針分)
東京ガスの一般契約の料金表は、使用量に応じてA〜Fの6区分に分かれます。次の表は原料費調整後の単位料金(税込)です。
料金表 | 使用量(m³/月) | 基本料金(円/月) | 11月検針分(円/m³) | 12月検針分(円/m³) |
|---|---|---|---|---|
A | 0〜20 | 909.00 | 190.94 | 198.60 |
B | 21〜80 | 1,206.00 | 176.09 | 183.75 |
C | 81〜200 | 1,382.00 | 173.89 | 181.55 |
D | 201〜500 | 2,042.00 | 170.59 | 178.25 |
E | 501〜800 | 6,442.00 | 161.79 | 169.45 |
F | 801〜 | 12,602.00 | 154.09 | 161.75 |
ガス料金は「基本料金+調整単位料金×使用量」で計算します。標準家庭(30m³、45MJ/m³)は料金表Bが適用されます。
- 11月検針分:1,206.00円+176.09円×30m³=6,488円(小数点以下切り捨て)
- 12月検針分:1,206.00円+183.75円×30m³=6,718円(小数点以下切り捨て)
標準家庭の使用量は、2018年度〜2022年度の5か年平均にもとづくと公式が説明しています。
料金の推移(標準家庭30m³、税込)
検針月 | 金額 | 前月差 | 備考(東京ガス公式) |
|---|---|---|---|
2026年10月 | 5,744円 | +307円 | 約款改訂前。政府支援の値引き14円/m³が反映 |
2026年11月 | 6,488円 | +744円 | 約款改訂後。補助金は終了 |
2026年12月 | 6,718円 | +230円 | 原料費調整のみの変動 |
10月検針分は、9月検針分から1m³あたり10.23円(30m³で307円)の上方調整でした(東京ガス公式)。
2026年10月1日の料金改定の中身
東京ガスは2026年4月27日に、東京地区等のガス料金の改定を発表しました。適用は2026年10月1日(11月検針分から)です。
- 対象:一般料金と、家庭用の選択約款メニュー(ずっともガス契約、湯ったりエコぷらん、暖らんぷらん、エコウィルで発電エコぷらん、エネファームで発電エコぷらん)。法人・個人事業主向けの選択約款も対象です。
- 理由:「物価上昇に伴う諸経費の高騰や、昨今のガス販売量の減少等」と公式が説明しています。
- 一般契約の改定前後(標準家庭30m³):
項目 | 改定前 | 改定後 | 差 |
|---|---|---|---|
基本料金(料金表A) | 759.00円 | 909.00円 | +150円 |
基本料金(料金表B) | 1,056.00円 | 1,206.00円 | +150円 |
標準家庭の料金 | 5,734円 | 5,884円 | +150円 |
料金表C〜Fの基本料金も、いずれも150円ずつ上がっています(公式PDF)。標準家庭の金額は、2026年4月検針分の原料価格で算定し、国の補助金による値引きを含みません。
11月検針分では、原料費調整制度の係数も見直されました。基準平均原料価格が10月検針分の57,250円/トンから、11月検針分は86,100円/トンへ変わり、LNGに掛ける係数は0.9088、LPGに掛ける係数は0.0987になっています(東京ガス公式の算定表)。
原料費調整のしくみ(2026年11月・12月検針分)
原料費調整制度とは、LNG(液化天然ガス)とLPG(液化石油ガス)の輸入価格の変動を、毎月の単位料金に反映する制度です。東京ガスの算定は次のとおりです。
- 平均原料価格=LNG平均原料価格×0.9088+LPG平均原料価格×0.0987(10円未満四捨五入)
- 原料価格変動額=平均原料価格-基準平均原料価格(86,100円/トン)(100円未満切り捨て)
- 単位料金調整額=変動額÷100×0.0891円/m³
項目 | 11月検針分 | 12月検針分 |
|---|---|---|
平均原料価格 | 108,750円/トン | 117,370円/トン |
LNG | 106,660円/トン | 116,780円/トン |
LPG | 119,700円/トン | 113,870円/トン |
原料価格変動額 | 22,600円/トン | 31,200円/トン |
単位料金調整額 | 20.13円/m³ | 27.79円/m³ |
12月検針分の単位料金(料金表B)は、基準単位料金155.96円に調整額27.79円を足した183.75円です(東京ガス公式)。
調整上限
東京ガスの一般料金には、平均原料価格が156,200円/トンを超えた場合に調整上限がかかる仕組みがあります。12月検針分の平均原料価格は117,370円/トンで、上限には達しておらず、適用されていません(東京ガス公式)。
使用量別の料金の目安(自社計算)
次の表は、上記の料金表から計算した本体料金の目安です(東京地区等、税込、小数点以下切り捨て、政府支援なし)。
月間使用量 | 適用区分 | 11月検針分 | 12月検針分 | 増減 |
|---|---|---|---|---|
10m³ | A | 2,818円 | 2,895円 | +77円 |
20m³ | A | 4,727円 | 4,881円 | +154円 |
30m³ | B | 6,488円 | 6,718円 | +230円 |
40m³ | B | 8,249円 | 8,556円 | +307円 |
50m³ | B | 10,010円 | 10,393円 | +383円 |
60m³ | B | 11,771円 | 12,231円 | +460円 |
計算式の例:40m³の12月検針分は1,206.00円+183.75円×40m³=8,556円です。実際の請求額は、検針日・使用量・契約メニューで変わります。契約メニューが一般料金以外の場合は、公式の料金表で確認してください。
政府の料金支援
資源エネルギー庁によると、電気・ガス料金負担軽減支援事業の対象は2026年7〜9月使用分で、都市ガスは7月・9月使用分が14.0円/m³、8月使用分が18.0円/m³でした。東京ガスは、2026年11月検針分で補助金が終了すると案内しています。
冬の支援については、2026年11月3日時点で、資源エネルギー庁のページに単価の掲載を確認できませんでした。決まった内容は、東京ガスと資源エネルギー庁の案内で確認してください。
値上がりへの備え方
- 検針票で、月ごとの使用量を確認する。
- 東京ガスの公式ページで、検針月ごとの単位料金の発表を確認する(11月検針分は2026年9月29日、12月検針分は10月29日に公表されました)。
- 自宅が他社の供給区域に入っているかを確認する。東京ガスの区域では、CDエナジーダイレクト、東京電力エナジーパートナー、ニチガス、レモンガス、ENEOSなどが都市ガスを販売しています。ただし、各社の公式料金表は原料費調整前の単価が多く、同じ検針月の調整後の単価がそろわないと比べられません。詳しくは都市ガス切り替えのおすすめと都市ガス自由化のメリットと注意点をご覧ください。
- ENEOS都市ガスは2026年12月分から料金を改定する予定です。内容はENEOS都市ガスの評判をご覧ください。
よくある質問
Q. 東京ガスの値上げはいつからですか?
A. 一般料金の基本料金の引き上げは、2026年10月1日付です(11月検針分から)。標準家庭(30m³)で月150円の増加です。そのほか、原料費調整による毎月の変動があります。
Q. 11月に744円上がったのはなぜですか?
A. 東京ガスの公表では、原料費調整分174円、約款改訂分150円、補助金終了分420円の合計です。10月検針分は政府支援の値引き14円/m³が反映されていました(30m³で420円)。
Q. 12月検針分は、いくらになりますか?
A. 標準家庭(30m³、料金表B)で6,718円です。11月検針分より230円の増加で、原料費調整による変動です(東京ガス公式)。
Q. 東京ガスの料金に上限はありますか?
A. 平均原料価格が156,200円/トンを超えた場合に、調整上限がかかる仕組みがあります。12月検針分は117,370円/トンで、上限には達していません。
まとめ
東京ガス(東京地区等)の標準家庭の料金は、2026年10月検針分5,744円、11月検針分6,488円、12月検針分6,718円です。10月1日付の基本料金の引き上げ、原料費調整、政府支援の終了が重なっています。毎月の単位料金は公式で公表されるため、検針月ごとに確認してください。ガス会社の比較はガス会社ランキングで確認できます。


