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電気更新 0執筆:jptop編集部

4人家族の電気代の目安|使用量別の計算例

4人家族の電気代は、世帯人数別の公的な平均が確認できません。環境省の全国平均(年4,008kWh)と、東京電力エリア・30A・2026年11月分の単価による月300〜600kWhの計算例で目安をつけます。

リビングで過ごす4人家族と電気メーター、電卓のイラスト

結論:4人家族の電気代は公的な平均が無く、使用量ごとの計算例で目安をつけます

  • 世帯人数別の電気代や使用量(kWh)を示した公的な統計は、今回の確認では見つかりませんでした。4人家族の「平均」は、この記事では示しません。
  • 環境省の速報値(令和7年度)では、世帯の電気使用量の全国平均は年4,008kWh(月あたり約334kWh)、電気の支払金額は年12.77万円(月あたり約10,640円)です。人数を区別しない全国平均です。
  • 東京電力エリア・30A・2026年11月分の公式単価(燃料費調整額・再エネ賦課金込み)で計算すると、月300kWhで約10,970円、月400kWhで約14,910円、月500kWhで約18,850円、月600kWhで約22,790円です。この使用量は計算のための仮定で、4人家族の実測値ではありません。

3人・4人家族の電気代は、住まい(戸建か集合住宅か)、地域、オール電化かどうか、在宅時間で大きく変わります。この記事では、公的な統計で確認できる範囲と、公式単価から計算できる範囲を分けて説明します。ご家庭の検針票(12か月分)の使用量を、下の表の計算式に当てはめて確かめてください。

4人家族の電気代の平均は、公的な統計でいくらと言えるのか

世帯人数別の「電気代」の公式な平均は確認できていません

総務省統計局の家計調査(二人以上の世帯)では、2025年の電気代は1世帯あたり月平均13,219円です(名目で前年比10.1%増)。ただし、これは二人世帯から大家族までを含む平均で、3人世帯・4人世帯だけの金額ではありません。

環境省の「家庭部門のCO2排出実態統計調査」の速報資料には、世帯人数別のCO2排出量の図があります。しかし、図の数値を原典で確認できなかったため、この記事では使いません。CO2排出量は使用量に排出係数を掛けた値で、電気代や使用量(kWh)そのものではありません。

環境省の統計で確認できる全国平均

令和7年度の速報値(2026年10月22日公表)では、世帯あたりの電気について次の値が示されています。

項目

値

出典・注記

電気使用量(全国平均)

4,008kWh/年(月あたり約334kWh)

環境省 令和7年度速報値 表1。月あたりは当サイトが12で割った値

電気の支払金額(全国平均)

12.77万円/年(月あたり約10,640円)

同上

これは世帯人数を区別しない全国平均です。4人家族が平均より多いか少ないかは、この統計からは言えません。令和7年度の数字は速報値で、確報値で変わる可能性があります。

使用量別の電気代の計算例(東京電力エリア)

計算の前提

月300kWh・400kWh・500kWh・600kWhは、料金の計算のために当サイトが置いた仮定の使用量です。4人家族の平均や実測値ではありません。

  • 前提1:東京電力エナジーパートナー(東京電力EP)の従量電灯B・30A、2026年11月分の単価で計算する
  • 前提2:燃料費調整額(11月分)と再エネ賦課金を含める。国の支援は10〜11月使用分は無いため含まない
  • 前提3:ご家庭の使用量が分かるなら、その値に置き換えて計算する

東京電力エリア・30A・2026年11月分の単価

東京電力EPの従量電灯Bの単価(税込、2026年11月1日以降)は、基本料金30Aが1,176.18円、〜120kWhが29.85円/kWh、120〜300kWhが36.45円/kWh、300kWh超が40.54円/kWhです(燃料費調整額・再エネ賦課金は含まない)。燃料費調整単価は2026年11月分で▲5.33円/kWh(支援なし)、再エネ賦課金は2026年5月検針分〜2027年4月検針分で4.18円/kWhです。

月間使用量(仮定)

基本料金+電力量料金

燃料費調整額(11月分)

再エネ賦課金

合計(税込・概算)

300kWh

11,319.18円

▲1,599.00円

1,254.00円

10,974.18円

400kWh

15,373.18円

▲2,132.00円

1,672.00円

14,913.18円

500kWh

19,427.18円

▲2,665.00円

2,090.00円

18,852.18円

600kWh

23,481.18円

▲3,198.00円

2,508.00円

22,791.18円

計算の例(500kWh):1,176.18円+120kWh×29.85円+180kWh×36.45円+200kWh×40.54円=19,427.18円です。ここから燃料費調整額500kWh×5.33円=2,665円を引き、再エネ賦課金500kWh×4.18円=2,090円を足すと、18,852.18円になります。

注意点は次のとおりです。

  • 基本料金は契約アンペアで変わります。30Aは試算の前提で、4人家族に30Aが合うという意味ではありません。
  • 上の合計は2026年11月分の単価で計算した例です。夏や冬の請求月には、その月の燃料費調整単価と国の支援が反映されます。
  • 燃料費調整単価は毎月変わります。2026年12月分は▲4.65円/kWhです。
  • 2026年10〜11月使用分は、国の電気・ガスの支援はありません。冬の支援は方針の段階で、単価はこの記事では扱いません。
  • 東京電力エリア以外の方は、お住まいの電力会社の料金表で同じ計算をしてください。

家族の人数が増えると、どの単価が効くのか

使用量が月300kWhを超えると、東京電力EPの従量電灯Bでは1kWhあたり40.54円の第3段階単価がかかります。月500kWhと仮定すると、200kWh分がこの単価になります。使用量が多い家庭では、第3段階単価の差が合計額に効きやすくなります。

同じ東京電力エリアで、CDエナジーダイレクトのベーシックでんき(30A、2026年11月の計量日以降)の単価は、基本料金1,069.14円、〜120kWhが29.90円、121〜300kWhが35.59円、301kWh以上が36.50円です(燃料費調整額・再エネ賦課金は含まない)。

月間使用量

東京電力EP 従量電灯B

CDエナジーダイレクト ベーシックでんき

単価分の差

400kWh

15,373.18円

14,713.34円

659.84円

500kWh

19,427.18円

18,363.34円

1,063.84円

この前提では、CDエナジーダイレクトの単価分の合計が低くなります。ただし、燃料費調整額は会社ごとに設定が異なり、CDエナジーダイレクトの燃料費調整単価は今回確認できていません。実際の請求額の差とは限りません。

使用量の多い家庭が、基本料金0円の市場連動型プランに切り替える場合は、価格変動のリスクを確認してください。市場連動型は、卸電力市場(JEPX)の価格で単価が変わります。2021年1月13日には、日平均で154.6円/kWhまで上がりました(資源エネルギー庁)。仕組みは市場連動型プランとはで説明しています。

住まいと地域で、電気代は大きく変わります

環境省の令和5年度確報値では、世帯あたりの電気代(年間)は次のとおりです。

区分

電気代(万円/世帯・年)

全国平均

11.1

戸建

13.80

集合住宅

7.84

関東甲信

10.93

近畿

9.51

北陸

14.84

東北

13.07

戸建は集合住宅の約1.8倍です。世帯人数ごとの戸建・集合住宅の割合は、今回確認していません。地域差も大きく、電気代が最も高い北陸(14.84万円)と最も低い近畿(9.51万円)では、年5万円以上の差があります。令和5年度の確報値と令和7年度の速報値では年度が異なるため、金額を直接足し引きしないでください。

4人家族が電気代を見直す手順

  1. 検針票(またはWeb検針票)で、直近12か月の使用量(kWh)と契約アンペアを控える。
  2. 季節ごとの使用量を並べ、冷暖房の月に何kWh増えるかを見る。
  3. 現在の料金表の単価で計算し直し、請求額と合うことを確かめる。
  4. 契約アンペアが合っているかを確認する(契約アンペアの見直し方)。
  5. 同じエリア・同じ月の公式単価で、他社を計算して比べる(手順は電気代シミュレーションで比べる方法)。
  6. 時間帯別プランや割引は、条件と期間を重要事項説明で確認する。

節約の具体策は電気代の節約方法まとめ、夏と冬の目安は夏の電気代の平均と節約、冬の電気代はいくら?で扱っています。

比べるときの注意点

  • 環境省・総務省の数字は全国平均です。オール電化、在宅勤務、乾燥機・浴室乾燥の使用、床暖房などで大きくずれます。
  • 使用量別の計算例は、仮定の使用量に公式単価を掛けた当サイトの試算です。人数ごとの実際の使用量を示すものではありません。
  • 他社に切り替える場合、Web申込には法定のクーリング・オフがありません。訪問販売・電話勧誘販売は8日間です。迷ったら消費者ホットライン188に相談できます。
  • 賃貸や集合住宅では、建物の一括契約で自由に変えられないことがあります。管理会社や大家に確認してください。

よくある質問

Q. 4人家族の電気代の平均はいくらですか。

A. 世帯人数別の電気代の公的な平均は確認できませんでした。総務省の家計調査では、二人以上の世帯の電気代が2025年平均で月13,219円です。環境省の速報値では、世帯の電気使用量の全国平均が年4,008kWh、支払金額が年12.77万円です。いずれも人数を区別しない平均です。

Q. 使用量が月400kWhや500kWhだと、電気代はいくらですか。

A. 東京電力エリア・30A・2026年11月分の単価(燃料費調整額・再エネ賦課金込み)で、400kWhが約14,910円、500kWhが約18,850円です。使用量はご家庭の検針票の値に置き換えて計算してください。

Q. 戸建とマンションで電気代は違いますか。

A. 環境省の令和5年度確報値では、戸建が年13.80万円、集合住宅が年7.84万円です。戸建は集合住宅の約1.8倍です。

Q. 使用量の多い家庭は、どの電力会社が合いますか。

A. 使用量の多い家庭は、第3段階(300kWh超)の単価と燃料費調整の条件を比べるのが目安です。同じエリア・同じ月の公式単価で計算し、解約金や市場連動の有無も確認してください。ランキングは電気のランキングで見られます。

まとめ

4人家族の電気代は、公的な統計だけでは金額を断定できません。環境省の速報値で確認できるのは、人数を区別しない全国平均(年4,008kWh、年12.77万円)です。使用量が月300〜600kWhなら、東京電力エリア・30A・2026年11月分で約10,970〜22,790円という計算例です。実際の請求額は、検針票の使用量と各社の料金表で確かめてください。エリアごとのおすすめは新電力のおすすめ比較と関東の電力会社比較にまとめています。

公式サイトで料金表を確認する(東京電力エナジーパートナー)

関連リンク

出典(確認日 2026年11月3日)