北海道の電力会社おすすめ比較【2026年11月】
北海道電力エリアの2026年11月分の公式単価で、従量電灯Bと楽天でんきを150・260・400kWhで試算。冬の使用量が増える北海道で電力会社を選ぶ前の見方と注意点をまとめます。

結論:北海道は北海道電力の従量電灯Bが基準。冬の使用量で比べる
- 北海道電力エリア・2026年11月分の公式単価で30A・月260kWhを計算すると、北海道電力の従量電灯Bは11,897.10円、楽天でんきプランSは11,614.20円でした(燃料費調整額・再エネ賦課金・政府支援を含まない。楽天でんきは市場価格調整額も含まない)。楽天でんきは単価が税込かどうか公式に明記がなく、優劣や順位は付けません。
- 北海道電力の燃料費調整額はマイナス4.54円/kWh(2026年11月分)で、楽天でんきは市場価格調整額が別に加減されるため、調整後の総額はこの表だけでは決まりません。
- 使用量が増える冬は、北海道電力の従量電灯Bの第3段階(280kWh超)が45.78円/kWhです。冬の使用量を検針票で確かめてから比べてください。
北海道の電力会社選びとは
北海道の電力会社選びとは、北海道電力ネットワークの送配電網を使う地域で、小売電気事業者(電気を売る会社)を選ぶことです。供給区域は北海道です(ENEOSでんき公式の対象エリア表記。離島は除かれます)。
どの会社を選んでも、電気を届ける送配電網は同じです。会社を変えても停電が増えることはありません。
2026年11月1日から託送料金(送配電網の利用料)が見直され、北海道電力は規制料金の基本料金と電力量料金を改定しました。この記事の数字は、特に断りがなければ改定後のものです。
北海道電力の従量電灯B(比較の基準)
従量電灯Bは、契約電流10A以上60A以下の家庭向けの標準的なプランです。北海道電力の公式単価表(2026年11月1日実施、税込)は次のとおりです。
区分 | 見直し前 | 見直し後(2026年11月1日以降) |
|---|---|---|
基本料金 10A | 418.00円 | 572.10円 |
基本料金 20A | 836.00円 | 1,144.20円 |
基本料金 30A | 1,254.00円 | 1,716.30円 |
基本料金 40A | 1,672.00円 | 2,288.40円 |
最初の120kWhまで(1kWh) | 35.69円 | 35.77円 |
120kWh超〜280kWh(1kWh) | 41.98円 | 42.06円 |
280kWh超(1kWh) | 45.70円 | 45.78円 |
30Aの基本料金は約462円上がりました。燃料費調整額と再エネ賦課金は別に加算されます。
北海道電力は、従量電灯B・30A・月230kWhのモデルで、支払額が11,115円から11,596円へ481円(4.3%)増えると発表しています。この額は消費税等相当額と再エネ賦課金(4.18円/kWh)を含み、燃料費等調整額を含みません(北海道電力公式)。
比較:北海道電力エリア・2026年11月分
確認できた公式単価を同じ前提で並べます。使用量は、春秋・冬の目安として3つ置きました。
項目 | 前提 |
|---|---|
契約 | 30A |
エリア・適用月 | 北海道電力エリア・2026年11月分 |
含むもの | 基本料金+電力量料金 |
含まないもの | 燃料費調整額、再エネ賦課金、政府支援、楽天でんきの市場価格調整額 |
月の使用量 | 北海道電力 従量電灯B | 楽天でんき プランS(44.67円/kWh) |
|---|---|---|
150kWh | 7,270.50円 | 6,700.50円 |
260kWh | 11,897.10円 | 11,614.20円 |
400kWh | 18,231.90円 | 17,868.00円 |
北海道電力の260kWhの計算式は、1,716.30円+120kWh×35.77円+140kWh×42.06円=11,897.10円です。楽天でんきは260kWh×44.67円=11,614.20円です。
楽天でんきの公式ページは、単価が税込かどうかを明記していません。また、市場価格調整額が毎月変わり、上限の記載も確認できませんでした。そのため、この表は完全な同条件の比較ではなく、公式ページに載っている数字の並べ替えにとどまります。楽天でんきの北海道の単価44.67円は、同社の9エリアの中で最も高い数字です。
ENEOSでんきには「北海道Vプラン」「北海道オール電化プラン」などがありますが、単価は公式ページの本文から確認できませんでした。auでんき、Looopでんきも、北海道の同じ月・同じ条件の単価を確認できなかったため、表には入れていません。
北海道ガスは、北海道(離島を除く)向けの電気料金表を公開しています。ただし、確認したページの試算は2025年11月時点の料金に基づくとされていたため、2026年11月分の比較には使っていません。申込前に公式の最新の料金表を確認してください。
燃料費調整額を含めて見る
燃料費調整額とは、燃料価格の変動を電気料金に反映する加減額です。プラスなら電気代が上がり、マイナスなら下がります。北海道電力の低圧の公式発表は次のとおりです(消費税等相当額を含む)。
適用月 | 燃料費等調整単価 |
|---|---|
2026年11月分 | マイナス4.54円/kWh |
2026年12月分 | マイナス4.59円/kWh |
北海道電力の従量電灯Bを使う月260kWhの家庭で、調整額と再エネ賦課金を足した目安は次のとおりです(当サイト計算)。
項目 | 金額 |
|---|---|
基本料金+電力量料金 | 11,897.10円 |
燃料費調整額(260kWh×マイナス4.54円) | マイナス1,180.40円 |
再エネ賦課金(260kWh×4.18円) | 1,086.80円 |
合計 | 11,803.50円 |
再エネ賦課金は2026年5月検針分〜2027年4月検針分で4.18円/kWhです(経済産業省)。
タイプ別の選び方
使用量が少ない人
北海道電力の基本料金は30Aで1,716.30円です(北海道電力の公式単価)。使用量が少なく、契約アンペアが大きすぎる場合は、アンペアの見直しで基本料金が下がる可能性があります。見直し方は契約アンペアの見直し方で解説します。
使用量が多い人(冬の暖房など)
280kWhを超える分は45.78円/kWhで、第1段階より約10円高くなります。電気で暖房する家庭は、冬の使用量で試算してください。冬の電気代の考え方は冬の電気代はいくら?平均と節約も参考になります。
オール電化の家庭
夜間の電気を多く使う家庭は、時間帯別のプランも比べてください。考え方はオール電化におすすめの電力会社にまとめています。
ガスとセットで見直したい人
LPガス(プロパンガス)を使う家庭のガス側の料金は北海道のプロパンガスはなぜ高いで整理します。
市場連動型プランの注意点
市場連動型は、卸電力市場(JEPX)の価格に応じて電気代が変わるプランです。楽天でんきは電力量料金に市場価格調整額が加わります。LooopでんきのスマートタイムONEは30分ごとに単価が変わり、上限単価は128.00円/kWh(全エリア同一、適用上限使用量120kWh)です。
過去には2021年1月13日にJEPXの1日平均が154.6円/kWhまで上がりました。それ以前の最高は26.2円/kWhでした(資源エネルギー庁)。使用量が多い冬は、価格の変動が電気代に響きやすくなります。向く人・向かない人は市場連動型プランとは?リスクと向く人で解説します。
切り替えの手順
- 検針票で、契約種別(従量電灯Bなど)・契約アンペア・冬の使用量を確認します。
- 候補の会社の公式ページで、北海道エリアの最新の料金表を確認します。
- 重要事項説明で、解約金・契約期間・燃料費調整の上限の有無を読みます。
- 申し込みます。解約の連絡が必要かどうかは、申込先の公式案内で確認してください。
- スマートメーターの交換が不要なら約4日、必要なら約2週間が目安です。交換時の停電は1軒あたり約15分です。
計算の進め方は電気代シミュレーションで比べる方法にまとめています。
契約前の注意点とデメリット
- 月と範囲を必ず見る:託送料金の見直しで2026年11月に多くの会社が改定しました。月が違う数字を並べると比較になりません。
- 調整額で結果が変わる:燃料費調整額と市場価格調整額の仕組みは違います。調整前の単価の差だけで判断しないでください。
- 政府支援:2026年10〜11月使用分は支援がありません。冬の支援は首相会見で方針が示された段階で、単価は資源エネルギー庁の正式発表を待つ必要があります(首相官邸)。
- 勧誘への注意:電話や訪問で検針票の番号を伝えないでください。訪問・電話勧誘の契約にはクーリング・オフ(8日間)がありますが、Web申込には法定のクーリング・オフがありません。困ったときは消費者ホットライン188です。
- 登録の確認:小売電気事業者の登録は資源エネルギー庁の一覧で確認できます。
よくある質問
Q. 北海道電力より安い電力会社はありますか。
A. 「安い」と断定できる材料はそろっていません。2026年11月分・30A・月260kWhで公式単価を確認できたのは楽天でんき(調整前11,614.20円)だけで、北海道電力の従量電灯Bは11,897.10円でした。ただし楽天でんきは税込の明記がなく、調整額の仕組みも違うため、順位は付けられません。他社は公式の最新料金表で自分の条件を試算してください。
Q. 北海道電力から他社に変えると停電しやすくなりますか。
A. なりません。送配電網は北海道電力ネットワークのままで、会社を変えても同じです。
Q. 北海道の燃料費調整額はプラスですか、マイナスですか。
A. 2026年11月分はマイナス4.54円/kWh、12月分はマイナス4.59円/kWhです(北海道電力の公式発表)。マイナスは電気料金を下げる方向に働きます。
Q. 市場連動型はどんな人に向きますか。
A. 単価の変動に耐えられ、使用量や時間帯を調整できる人です。2021年1月に154.6円/kWhまで上がった例があるため、慎重に検討してください。
まとめ
北海道は、北海道電力の従量電灯Bが比較の物差しです。冬の使用量を検針票で確かめ、公式ページで北海道エリア・2026年11月分の単価を並べて確かめてください。
全体のランキングは電気の比較ランキングにあります。


