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電気更新 0執筆:jptop編集部

中部電力ミライズと新電力を比較【2026年11月】

中部電力エリアの2026年11月分を、ミライズ従量電灯Bと東邦ガス・楽天でんきの公式単価で比較。値上げ幅と、比べられなかった会社を整理しました。中部で電力会社を見直す方向けです。

天秤に2軒の家と雷マークを載せ、背景に城のある街並みを描いたイラスト

結論:2026年11月の値上げは中部電力ミライズも新電力も同じ方向。比べるのは「同じ月・同じ条件」の単価です

  • 中部電力エリアでは、2026年11月1日から中部電力ミライズが電気料金単価を見直しました。公式の単価で30A・月260kWhを計算すると、従量電灯Bは10月分までの7,101.22円から7,495.96円へ、394.74円上がります(燃料費調整額・再エネ賦課金・政府支援を含まない税込、当サイト計算)。
  • 同じ条件で東邦ガスの電気(シンプルプランⅠ)は7,026.22円から7,420.96円、楽天でんきプランS(市場価格調整額を含まない)は9,822.80円から10,309.00円でした。値上げは大手だけでなく、確認できた新電力にも及んでいます。
  • 基本料金と電力量料金だけを並べると、東邦ガスが中部電力ミライズより75.00円低くなりました(燃料費調整額を含まない当サイト計算)。楽天でんきは市場価格調整額が毎月変わり、公式ページに税込の記載も確認できなかったため、順位には含めません。東邦ガスの供給区域は公式ページに記載がなく、公式で確認が必要です。ENEOSでんき、auでんき、Looopでんきなどは、中部エリアの同月・同条件の単価を確認できなかったため表に入れていません。

中部電力ミライズと新電力とは

中部電力ミライズは、中部電力グループで家庭向けの電気を売る会社です。新電力とは、大手電力会社以外の小売電気事業者(電気を売る会社)のことです。

どの会社と契約しても、電気を届ける送配電網は中部電力パワーグリッドのままです。会社を変えたことで停電が増えることはありません。

2026年11月の改定は、各社の判断だけではなく、送配電網の利用料である託送料金の見直しが背景にあります。中部電力ミライズは、公式ページで「託送料金の変更に伴う見直し」と説明しています。東邦ガスも、公式の発表で中部電力パワーグリッドの託送供給等約款の変更を理由に挙げています。

2026年11月の値上げ:何がいくら変わったか

中部電力ミライズの公式ページには、2026年11月1日から「すべての料金メニュー」で基本料金単価と電力量料金単価を見直したと書かれています。従量電灯Bの税込単価は次のとおりです。

区分

〜2026年10月31日

2026年11月1日以降

差額

基本料金 30A

963.42円

1,343.76円

+380.34円

〜120kWh(1kWh)

21.20円

21.25円

+0.05円

120〜300kWh(1kWh)

25.67円

25.73円

+0.06円

300kWh超(1kWh)

28.62円

28.68円

+0.06円

値上げの中心は基本料金で、30Aでは月に380円ほど上がりました。使用量が少ない家庭でも影響が出やすい形です。

中部電力ミライズの公式発表には、モデル家庭の試算もあります。従量電灯B・30A・月260kWh(口座振替初回引落し割引後)で、現行9,252円が9,647円に変わり、差額は月395円(約4.3%、計算値)とされています。この金額には2026年11月分の燃料費調整額と再エネ賦課金が含まれています。本記事の7,495.96円とは、含む項目が違う数字です。

2027年4月1日にも、中部電力ミライズは「一部の電気料金メニュー」で見直しを予定しています。どのメニューが対象かは、公式ページで確認してください。

比較:中部電力エリア・2026年11月分

前提を揃えた比較表です。使用量はあくまで一例で、実際の家庭の使用量とは異なります。

項目

前提

使用量・契約

月260kWh・30A(またはその区分の単価)

エリア・適用月

中部電力エリア・2026年11月分(2026年11月1日以降の単価)

含むもの

基本料金+電力量料金(税込)

含まないもの

燃料費調整額、再エネ賦課金、政府支援、割引、楽天でんきの市場価格調整額

会社・プラン

料金の形

10月分まで

11月分

差額

中部電力ミライズ 従量電灯B

基本1,343.76円+3段階の単価

7,101.22円

7,495.96円

+394.74円

東邦ガス シンプルプランⅠ

基本1,318.76円+10段階の単価(30A以下の区分)

7,026.22円

7,420.96円

+394.74円

楽天でんき プランS

基本0円+39.65円/kWh(旧37.78円)

9,822.80円

10,309.00円

+486.20円

東邦ガスの計算は、公式の10段階単価(30A以下の区分)で、120kWhまでを21.23円、200kWhまでを25.38円、250kWhまでを25.40円、300kWhまでを25.42円として積み上げたものです。260kWhでは電力量料金が6,102.20円、基本料金が1,318.76円で、合計7,420.96円になります。

この表から言える事実は次のとおりです。

  • 同じ月・同じ条件の公式単価では、東邦ガスの7,420.96円が、中部電力ミライズの7,495.96円より75.00円低くなりました。
  • 楽天でんきは基本料金0円ですが、電力量料金が1kWhあたり39.65円で、市場価格調整額が毎月加わります。公式ページには調整額の上限の記載がありませんでした。
  • 東邦ガスの電気は、公式ページに燃料費調整額の算定に使う平均燃料価格の上限を設けていないと記載があり、燃料価格が上がる局面では料金が高くなることがあります。解約金・違約金はなしと記載されています。ガス契約がなくても申し込めますが、契約電流60A以下などの条件があります。また、公式ページは、中部電力ミライズの基本プランと比べて契約電流20A以上なら安くなる場合があり、15A以下では使用量によって安くならないことがあるとしています。供給区域はページに記載がないため、お住まいが対象かは公式で確認してください。

なお、楽天でんきの公式ページには税込かどうかの記載を確認できませんでした。表の楽天でんきの金額は、掲載された単価をそのまま計算した参考値で、他社との優劣の判断には使いません。

使用量が変わると結果も変わります。260kWhは一例です。同じ計算式で150kWhなら、中部電力ミライズが4,665.66円、東邦ガスが4,627.76円です。400kWhなら中部電力ミライズが11,393.16円、東邦ガスが11,129.26円でした。確認した3つの使用量では、東邦ガスの単価がやや低い結果ですが、差は月に数十円から260円ほどです。

比べられなかったもの

次の会社は、中部エリアの同じ月・同じ条件の税込単価を公式ページの本文から確認できなかったため、表に入れていません。

  • ENEOSでんき(中部のプランは公式ページに単価の表を確認できませんでした)
  • auでんき(2026年11月改定の料金表は、エリアごとの数値の対応を確認できませんでした)
  • Looopでんき(市場連動型のため、固定の単価表で比べられません。詳しくは次の節)

「新電力のほうが安い」と言えるのは、同じ月・同じ条件の公式単価を並べられた会社の範囲に限られます。

市場連動型の新電力を選ぶ前に

市場連動型は、卸電力市場(JEPX)の価格に応じて電気代が変わるプランです。楽天でんきは電力量料金に市場価格調整額が加わり、Looopでんきのスマートタイムは30分ごとに単価が変わります。

過去には、2021年1月13日にJEPXのスポット価格の1日平均が154.6円/kWhまで上がりました。それ以前の最高は26.2円/kWhでした(資源エネルギー庁)。Looopの上限単価は128.00円/kWhですが、公式の定義書では、上限を超えた分の還元は上限使用量120kWhと当月使用量の小さい方までが対象です。仕組みは市場連動型プランとは?リスクと向く人で解説しています。

中部電力ミライズの従量電灯Bや東邦ガスのシンプルプランは、市場価格ではなく料金表の単価と燃料費調整で決まる点が、市場連動型とは異なります。

向く人・向かない人(公式の条件から読み取れる範囲)

中部電力ミライズを続けるのが向く人

  • 料金の仕組みを変えず、同じ会社のまま続けたい人
  • 時間帯別の「スマートライフプラン」など、同社のオール電化向けメニューを使いたい人(オール電化におすすめの電力会社)

新電力を比べる価値がある人

  • 検針票で契約アンペアと月の使用量を確認でき、公式の料金表で試算できる人
  • 解約金・燃料費調整の上限・市場連動の有無を、重要事項説明で自分で読む人

慎重にしたほうがよい人

  • 毎月の電気代の振れ幅を小さくしたい人(市場連動型は変動が大きくなり得ます)
  • 供給区域や契約電流などの申込条件を確認しないまま、単価だけで決めようとしている人

切り替えの手順

  1. 検針票で、契約アンペア・月の使用量・現在のプランを確認します。
  2. 候補の会社の公式ページで、中部エリアの2026年11月以降の料金表を確認します。
  3. 重要事項説明で、解約金・契約期間・燃料費調整の上限の有無・市場連動の有無を読みます。
  4. 申し込みます。現在の会社への解約連絡が必要かは、申込先の公式案内で確認します。
  5. スマートメーターの交換が不要なら約4日、必要なら約2週間が目安です。交換時の停電は1軒あたり約15分です(資源エネルギー庁)。

試算のやり方は電気代シミュレーションで比べる方法にまとめています。

契約前の注意点とデメリット

  • 月と含む項目を揃える:2026年11月に多くの会社が改定しています。燃料費調整額や再エネ賦課金を含む数字と含まない数字を並べると、比較になりません。再エネ賦課金は2026年5月検針分から2027年4月検針分まで1kWhあたり4.18円で、会社によらず同じです(経済産業省)。
  • 勧誘への注意:訪問・電話での勧誘では、検針票の情報をその場で伝えないでください。訪問販売・電話勧誘販売には8日間のクーリング・オフがありますが、Web申込(通信販売)に法定のクーリング・オフはありません。困ったときは消費者ホットライン188です。
  • 数字の更新:この記事の数字は2026年11月3日の確認時点です。料金表は改定されることがあるため、申込前に公式ページで最新を確認してください。

よくある質問

Q. 中部電力ミライズは2026年に値上げしましたか。

A. 2026年11月1日から、すべての料金メニューで基本料金単価と電力量料金単価が見直されています。従量電灯B・30Aの基本料金は963.42円から1,343.76円に変わりました(税込、中部電力ミライズ公式)。

Q. 新電力に変えると、値上げの影響を避けられますか。

A. 確認できた範囲では避けられていません。東邦ガスは30A・260kWhで394.74円、楽天でんきは486.20円、いずれも2026年10月分までの単価より上がっています(燃料費調整額等を含まない当サイト計算)。

Q. 新電力に変えると停電しやすくなりますか。

A. なりません。送配電網は中部電力パワーグリッドのままで、会社を変えても同じです。

Q. 結局、どちらが安いのですか。

A. 2026年11月分・30A・260kWhの基本料金と電力量料金では、東邦ガスのシンプルプランⅠが7,420.96円、中部電力ミライズの従量電灯Bが7,495.96円でした。使用量・割引・燃料費調整・申込条件で変わるため、ご自身の検針票で試算してください。

まとめ

2026年11月の中部エリアは、中部電力ミライズも、確認できた新電力も、託送料金の見直しを受けて単価が上がりました。比較は、同じ月・同じ条件の公式の料金表で行います。まず検針票を手元に置き、公式ページで中部エリアの単価を確認してください。

中部電力ミライズの料金を公式サイトで確認する

東邦ガスの電気料金を公式サイトで確認する

全体のランキングは電気の比較ランキングにあります。

関連リンク

出典(確認日 2026年11月3日)