四国のおすすめ電力会社【2026年11月】
四国電力は2026年11月1日に規制料金を見直し。四国電力の従量電灯Aと楽天でんきの公式単価を150/260/400kWhで並べ、市場連動型の注意点も整理。四国・松山で選ぶ人向け。

結論:四国は2026年11月に規制料金が上がった。四国電力と楽天でんきの単価を同じ月・同じ条件で並べて選ぶ
- 四国電力は2026年11月1日から、低圧の電気料金を見直しました。従量電灯Aの最低料金(最初の11kWhまで)は666.89円から953.13円になりました(税込、四国電力公式)。
- 月260kWhで基本料金と電力量料金だけを計算すると、四国電力の従量電灯Aは9,703.51円、楽天でんきのプランSは9,812.40円(市場価格調整額の加減前)でした。差は108.89円で、使用量が変われば入れ替わります。「新電力に変えれば必ず安くなる」とは言えません。
- 楽天でんきのような市場連動型は、単価が毎月動きます。松山をはじめ四国で選ぶときも、変動リスクを理解してからにしてください。
四国の電力会社選びとは
四国の電力会社選びとは、四国電力送配電の送配電網を使う地域で、電気を売る会社(小売電気事業者)と料金プランを選ぶことです。四国電力のエリアは、徳島県、高知県、香川県(一部を除く)、愛媛県(一部を除く)です(auでんき・ENEOSでんきの対応エリア案内)。愛媛県には中国電力エリアに入る地域もあるため、松山をはじめ愛媛県にお住まいの方は、住所が四国電力エリアかを検針票や電力会社の案内で確認してください。
どの会社を選んでも、電気を届ける送配電網は同じです。切り替えたからといって、停電が起きやすくなることはありません。
2026年11月の見直しの内容
四国電力は、四国電力送配電の託送料金(送配電網の利用料)の見直しに伴い、2026年11月1日から低圧のすべての電気料金単価を見直しました。規制料金(従量電灯A・Bなど)は2026年11月1日以降のご使用分から適用されます(四国電力公式)。
四国電力が示すモデルでは、従量電灯Aで月260kWhの場合、改定前の8,894円が9,372円になり、478円の増額です(税込、燃料費調整額・再エネ賦課金・口座振替割引を含む)。2026年10月分は国の負担軽減措置の割引後で7,960円、11月分は9,372円と示されており、11月分では負担軽減措置が終了しています(四国電力公式)。
四国電力の従量電灯A(2026年11月1日以降)
四国電力の公式ページに載っている従量電灯Aの単価です(税込、燃料費調整額・再エネ賦課金を含まない)。対象は、電灯または小型機器を使用し、最大需要容量が6kVA未満のお客さまです(定額電灯を適用できる場合を除く)。
区分 | 旧単価(〜2026年10月31日) | 新単価(2026年11月1日以降) |
|---|---|---|
最低料金(最初の11kWhまで) | 666.89円 | 953.13円 |
11kWh超〜120kWh(1kWhあたり) | 30.65円 | 31.42円 |
120kWh超〜300kWh(1kWhあたり) | 37.27円 | 38.04円 |
300kWh超(1kWhあたり) | 40.78円 | 41.55円 |
2026年11月分の燃料費調整単価は、従量電灯Aで「最初の11kWhまで1契約あたり▲57.60円、11kWhを超える分は1kWhあたり▲5.24円」、12月分は▲57.43円と▲5.22円です(四国電力公式の燃料費調整単価表)。再エネ賦課金は2026年5月検針分〜2027年4月検針分で4.18円/kWhです(経済産業省)。
四国で選べる主な会社
選択肢を、公式ページで確認できた範囲で整理します。
会社・プラン | 四国での提供 | 確認できた主な条件 |
|---|---|---|
四国電力 従量電灯A・B | 供給エリア全域 | 上の表のとおり。燃料費調整あり |
楽天でんき プランS | 四国電力エリア(9電力エリアのひとつ) | 基本料金0円、37.74円/kWh(2026年11月1日以降、旧36.20円)、市場価格調整額が別途加減。四国は従量電灯A相当のプラン。解約金なし |
ENEOSでんき | 徳島県・高知県・香川県(一部を除く)・愛媛県(一部を除く) | 解約手数料は原則不要。「にねん とく²割」加入時は更新月以外の解約で1,100円 |
Looopでんき スマートタイムONE | 全国10エリアと案内 | 解約手数料0円・契約期間の縛りなし。30分ごとに単価が変動 |
auでんき | 四国電力エリアも提供(2026年11月1日改定の対象) | 特典適用時は12か月以内の解約で2,200円(引っ越しによる解約は対象外) |
ENEOSでんき・auでんきの四国の単価は、公式ページで同じ月の数字を確認できなかったため、この記事では載せていません。Looopでんきの四国の具体的な単価も同様です。ご自宅の住所で提供できるかは、各社の公式ページで確認してください。
月150・260・400kWhで計算してみた
前提を表にします。実際の請求額とは異なります。
項目 | 前提 |
|---|---|
世帯・使用量 | 月150kWh(少なめ)/260kWh/400kWh(多め)の例 |
契約 | 四国電力は従量電灯A、楽天でんきはプランS |
エリア・適用月 | 四国電力エリア・2026年11月分 |
含むもの | 基本料金(最低料金)+電力量料金(税込) |
含まないもの | 燃料費調整額、再エネ賦課金、政府支援、口座振替割引、楽天でんきの市場価格調整額 |
使用量 | 四国電力 従量電灯A | 楽天でんき プランS(調整前) | 差 |
|---|---|---|---|
150kWh | 5,519.11円 | 5,661.00円 | 四国電力が141.89円低い |
260kWh | 9,703.51円 | 9,812.40円 | 四国電力が108.89円低い |
400kWh | 15,380.11円 | 15,096.00円 | 楽天が284.11円低い |
計算式は、四国電力が「953.13円+11kWh超〜120kWhの部分×31.42円+120〜300kWhの部分×38.04円+300kWh超×41.55円」、楽天でんきが「使用量×37.74円」です。260kWhなら、953.13円+109kWh×31.42円+140kWh×38.04円で9,703.51円になります。
楽天でんきは、ここに市場価格調整額が加わります。その単価は毎月変わり、公式ページには上限・下限の記載がありませんでした。楽天でんきの料金計算式に燃料費調整額は含まれていません(公式ページの計算式による)。表の差は、四国電力の燃料費調整額(11月分はマイナス)と楽天でんきの市場価格調整額を除いた数字なので、どちらが低いかを言い切れるものではありません。
四国電力で260kWhの場合に、燃料費調整額と再エネ賦課金を加えた目安も示します。燃料費調整額は「▲57.60円+249kWh×▲5.24円」で約▲1,362円、再エネ賦課金は4.18円×260kWhで約1,087円です。9,703.51円にこれらを加えると約9,428円(口座振替割引の前)になります。四国電力の口座振替割引は1契約・1か月あたり55円(税込、従量電灯Aなどが対象)で、これを引くと約9,373円です。四国電力が公式モデルで示す9,372円(口座振替割引を含む)と、円未満の端数処理の範囲で一致します。
タイプ別の選び方
使用量が少ない人(単身・日中不在)
四国電力の従量電灯Aは、最初の11kWhまでの最低料金が953.13円です。月150kWhの試算では四国電力が約142円低い結果でした。基本料金0円の楽天でんきは、使用量が少ないほど有利になるとは限りません。まず検針票で月の使用量を確認してください。
使用量が多い人(ファミリー・暖房を使う家庭)
400kWhの試算では、楽天でんきが284.11円低い結果でした。300kWhを超える部分の単価は、四国電力が41.55円、楽天でんきが37.74円です。使用量が多いほど、この単価差が合計に響きます。冬と夏の両方の使用量で比べてください。
自由料金メニューを使っている人
四国電力の自由料金メニュー(おトクeプランなど)も、2026年11月の検針日以降のご使用分から12月分の電気料金に見直しが反映されます。四国電力の公式モデルでは、おトクeプランの月300kWhで10,310円が10,819円になり、509円の増額です。ご自身のメニュー名は検針票で確認してください。
市場連動型プランの注意点
市場連動型は、卸電力市場(JEPX)の価格に応じて電気代が変わるプランです。楽天でんきは電力量料金に市場価格調整額が加わり、LooopでんきのスマートタイムONEは30分ごとに単価が変わります。
Looopでんきの上限単価は128.00円/kWhです(全エリア同一、適用上限使用量120kWh、2026年9月1日実施の定義書)。過去には2021年1月13日にJEPXの1日平均が154.6円/kWhに達しました。それ以前の最高は26.2円/kWhでした(資源エネルギー庁)。仕組みは市場連動型プランとは?リスクと向く人で詳しく説明しています。
切り替えの手順
- 検針票かマイページで、契約種別(従量電灯Aか、ほかのプランか)・月の使用量・現在のメニューを確認します。
- 候補の会社の公式ページで、ご自宅が供給エリアに入っているかを確認します。香川県と愛媛県は、地域によって電力会社が異なります。
- 重要事項説明で、解約金・契約期間・燃料費調整や市場価格調整の仕組みを読みます。
- 新しい会社に申し込みます。今の会社への解約連絡の要否は、申込先の公式案内で確認してください。
- スマートメーターの交換が不要なら約4日、必要なら約2週間が目安です。交換時の停電は1軒あたり約15分です(資源エネルギー庁)。
全体の流れは新電力おすすめ比較も参考にしてください。
契約前の注意点とデメリット
- 解約金・契約期間:会社とプランで異なります。ENEOSでんきの「にねん とく²割」は更新月以外の解約で1,100円、auでんきは特典適用時に12か月以内の解約で2,200円(引っ越しによる解約は対象外)と、条件付きのものがあります。
- 基本料金の有無:基本料金0円のプランは、使用量が多い月に差が出ます。逆に少ない月は市場価格調整額で差が縮むことがあります。
- 政府の支援:電気の支援は2026年7〜9月使用分で実施されました(経済産業省)。10〜11月使用分は支援がなく、冬の支援は発表されている方針の段階です。単価は公式で確認してください。
- 勧誘への注意:電話や訪問で検針票の番号を伝えないでください。訪問・電話勧誘の契約はクーリング・オフ(8日間)の対象ですが、Web申込には法定のクーリング・オフがありません。困ったときは消費者ホットライン188です。
- 登録の確認:小売電気事業者の登録は、資源エネルギー庁の一覧で確認できます。
よくある質問
Q. 四国の電気料金は2026年11月にいくら上がりましたか。
A. 四国電力の公式モデル(従量電灯A・月260kWh)では、約款の見直しによる増額が478円(8,894円から9,372円)です。使用量や契約で変わります。
Q. 松山で新電力に変えると停電しやすくなりますか。
A. なりません。送配電網は四国電力送配電のままで、会社を変えても品質は同じです。
Q. 四国電力より新電力のほうが安いですか。
A. 2026年11月分・260kWhの基本料金と電力量料金だけで比べると、四国電力が楽天でんき(調整前)より108.89円低い結果でした。400kWhでは逆になります。四国電力の燃料費調整額(11月分はマイナス)や楽天でんきの市場価格調整額でも変わるため、断定はできません。
Q. 乗り換えに費用はかかりますか。
A. 楽天でんきは解約金なし、Looopでんきは解約手数料0円です(各公式)。他社は重要事項説明で確認してください。
まとめ
四国の電力会社は、2026年11月に見直された四国電力の単価と、新電力の単価を、同じ月・同じ条件で並べると違いが見えます。まず検針票で契約種別と使用量を確認し、公式ページで自分の条件を試算してください。
全体のランキングは電気の比較ランキングにあります。
関連リンク
出典(確認日 2026年11月3日)
- 四国電力 従量電灯A
- 四国電力 託送料金見直しに伴う低圧の電気料金の見直し(2026年11月実施)
- 四国電力 燃料費調整制度・単価表
- 四国電力 口座振替
- 四国電力 2026年11月分の電気料金のお知らせ
- 楽天でんき プランS 料金
- ENEOSでんき 対応エリア・解約
- ENEOSでんき 料金・解約
- auでんき 供給区域(オール電化ページ)
- auでんき 2026年11月の料金改定
- auでんき よくある質問(解約)
- Looopでんき スマートタイムONE
- 経済産業省 電気・ガス料金の支援(2026年7〜9月使用分)
- 経済産業省 再エネ賦課金単価(2026年度)
- 資源エネルギー庁 JEPX高騰の解説
- 資源エネルギー庁 電力自由化 切り替えの手順
- 資源エネルギー庁 切り替え契約の注意点
- 国民生活センター 電力の相談事例


