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電気更新 0執筆:jptop編集部

Looopでんきとオクトパスを比較

市場連動型のLooopでんきと、12か月単価固定のシンプルオクトパスを公式情報で比較。上限単価の対象範囲や向き不向きの考え方を、単価の優劣に踏み込まず整理します。

波打つリボンと平らな線を天秤の両側に置き、タコのキャラクターと電球を描いたイラスト

結論:Looopでんきは「市場連動型」、オクトパスのシンプルプランは「12か月単価固定」。仕組みが違うので、単価の一覧では比べられません

  • Looopでんき「スマートタイムONE」は、電力量料金が卸電力市場(JEPX)の価格に連動し、30分ごとに単価が変わります。解約手数料は0円、契約期間の縛りはありません(Looop公式、確認日 2026年11月3日)。
  • オクトパスエナジーの「シンプルオクトパス」は、公式ページで基本料0円・燃料費調整額0円・単一単価を12か月間固定と説明されています。ただし、公式ページに単価の数字がなく、掲載日もありません。
  • 両社の同じ月・同じ条件の単価を公式で確認できなかったため、「どちらが安い」とは書きません。この記事では、料金の決まり方、上限や固定の範囲、向き不向きの考え方を公式情報で整理します。

Looopでんきとオクトパスエナジーとは

Looopでんきとオクトパスエナジーは、いずれも大手電力以外の小売電気事業者(新電力)です。どちらを選んでも、電気を届ける送配電網は地域の送配電会社のままで、会社を変えても停電が増えることはありません。

市場連動型プランとは、電気代の一部が卸電力市場の価格に応じて変わるプランのことです。仕組みと過去の高騰例は市場連動型プランとは?リスクと向く人で詳しく解説しています。

オクトパスエナジーの個別の条件はオクトパスエナジーの評判とデメリットにまとめています。

料金の決まり方の違い(公式の記載から)

項目

Looopでんき スマートタイムONE

オクトパス シンプルオクトパス

電力量料金

30分ごとにJEPXの価格に連動

単一単価。12か月間固定(公式の説明)

基本料金に当たるもの

「制度対応費」(再エネ賦課金・託送料金相当額・容量拠出金相当額)が別にかかる。公式は基本料金に当たると説明し、直近12か月の実際に使った電力の大きさに基づく実量制

基本料0円(公式の説明)

燃料費調整額

定義書の電力量料金の式に燃料費調整の記載はありません。扱いは重要事項説明で確認

0円(公式の説明)

解約金・手数料

解約手数料0円・縛りなし

いつでもかからない(公式ページ)。公式FAQでは「原則」発生しない

対象エリア

全国10エリア(省令で定める離島を除く)

掲載時点で北海道・東北・東京・中部のみ。現在の提供エリアは公式で確認

オクトパスエナジーの他のプラン(グリーンオクトパスなど)は、基本料、3段階の使用量単価、燃料費調整額から成る料金と公式が説明しています。市場連動型かどうかは、今回確認した公式ページに記載がありませんでした。契約前に重要事項説明で確認してください。

Looopでんきの料金:何が変動し、何が上限か

Looopの電灯定義書(2026年9月1日実施)では、電力量料金は「電源料金」と「サービス料金」の合計です。

  • 電源料金:30分ごとの使用電力量に、JEPXのスポット市場価格(エリアプライス)を損失率で補正した値を掛けて計算します。
  • サービス料金:2025年4月1日以降、1kWhあたり7.0円です。
  • 制度対応費:再エネ賦課金、託送料金相当額、容量拠出金相当額の合計です。

上限単価は128.00円/kWh(全エリア同一)です。ただし、仕組みには条件があります。

  1. 上限の判定は、30分ごとの単価ではなく、1か月分の電源単価(税込)で行われます。
  2. 月の電源単価が128円/kWhを超えた場合、超えた分の差額に「対象使用量」を掛けた額が還元されます。
  3. 対象使用量は、上限使用量120kWhと当月の使用電力量のうち、小さいほうです。

たとえば、仮に月の電源単価が150円/kWhだったとします。これは説明のための仮の数字で、実績や予想ではありません。還元額は(150円−128円)×120kWh=2,640円です。月の使用量が300kWhでも、還元の対象は120kWhまでなので、残りの180kWhは高い単価のまま請求される計算になります。上限があっても、使用量の多い家庭では請求額が大きく膨らむ可能性が残ります。

Looopの公式ページには、市場価格が安い時期(主に春・秋)は固定単価のプランより安くなることがあり、高騰する時期(主に夏・冬)は高くなるリスクがあると書かれています。月のうち最も電気を使った1時間の電気代を1kWhあたり1円割り引く「おまかせ割」もあります。

オクトパスエナジーの料金:何が固定され、何が固定でないか

シンプルオクトパスの公式ページには、次の記載があります。

  • 12か月間の使用料金(単価)が固定されること
  • 基本料・燃料費調整費がないこと
  • 上記の使用量単価に、国が定める再エネ賦課金が加わること
  • 12か月が経過すると、「グリーンオクトパス 2023-12」に自動で切り替わること

再エネ賦課金は、2026年5月検針分から2027年4月検針分まで1kWhあたり4.18円で、会社によらず同じです(経済産業省)。

固定されるのは「12か月間」で、その後の単価は公式の最新情報で確認が必要です。公式ページには、燃料費調整額の単価が下がると通常プランのほうが割安になる可能性がある、という注意書きもあります。

ページには掲載日がなく、対象エリアも「サービス開始時点では北海道・東北・東京・中部エリアでのみ」とありました。お住まいの地域で選べるかは、公式サイトで郵便番号を入力して確認してください。

市場連動型の過去の高騰例

市場連動型の注意点は、単価が一時的に大きく上がることです。

  • JEPXスポット市場の1日平均の最高値は、2021年1月13日の154.6円/kWhで、それ以前の最高は26.2円/kWhでした(資源エネルギー庁)。
  • 国民生活センターには、市場連動型の電力会社に契約を変更したあと、以前は月3万円程度だった電気料金が20万円の請求になった、という相談事例が掲載されています(令和3年5月受付)。この相談者は価格が変動するとの説明は受けていたものの、「ここまで高額になることは聞いていない」と述べています。

これらは過去の例であり、現在のLooopの上限(128.00円/kWh、2026年9月1日実施の定義書)の下で同じことが起きるとは限りません。一方で、上限があっても対象が120kWhまでであること、託送料金相当額などの制度対応費が別にかかることは、請求額を考える際の確認点です。

どんな人に向く?公式の条件から読み取れる考え方

考えたいこと

Looopでんき

シンプルオクトパス

毎月の請求額の振れ幅を小さくしたい

市場価格の影響を直接受けるため、変動は大きくなり得ます

12か月間は単価が固定とされ、変動の要素は少ない設計です

電気を使う時間帯を動かせる

市場価格が安い時間帯に使うと抑えられる可能性があります

単一単価のため、時間帯を動かしても単価は変わりません

契約の縛りを避けたい

手数料0円・縛りなし

解約金は原則なし

12か月後も同じ条件で続けたい

期間の定めがありません

12か月後はグリーンオクトパスへ切り替わる旨の記載があり、条件は要確認

この表は、公式の仕組みから読み取れる向き不向きの目安で、料金の優劣を示すものではありません。Looopの公式ページは、市場が高騰しやすい時期は主に夏と冬と案内しています。その時期の使用量が多い家庭は、市場連動型の影響を確認してください。

比べるための手順

  1. 検針票で、月ごとの使用量(kWh)とエリアを確認します。夏と冬の使用量も見ておきます。
  2. Looopとオクトパスの公式サイトで、お住まいのエリアが対象かを確認します。
  3. オクトパスは郵便番号を入力して、基本料・単価・燃料費調整の有無を書き留めます。
  4. Looopは、定義書の計算(電源料金+サービス料金7.0円+制度対応費)の考え方と、上限の対象が120kWhまでである点を確認します。過去12か月分の月別使用量で、高い月がどれくらいになるかを仮定で試算します。
  5. 重要事項説明で、解約条件、料金改定、燃料費調整の扱いを読みます。

試算の進め方は電気代シミュレーションで比べる方法にあります。オクトパスと大手電力の比較はオクトパスと関西電力を比較も参考にしてください。

契約前の注意点とデメリット

  • Looopは、市場連動型のため請求額が月ごとに大きく変わる可能性があります。公式ページ自体が、夏・冬に高くなるリスクを案内しています。
  • Looopの上限の還元は、月の電源単価が128円/kWhを超えた場合に、120kWhまでが対象です。
  • オクトパスの公式ページには掲載日がなく、料金比較の例は2025年5月時点の燃料費調整額を固定した試算です。現在の請求額にそのまま当てはまりません。
  • 訪問・電話での勧誘では、検針票の情報をその場で伝えないでください。訪問販売・電話勧誘販売には8日間のクーリング・オフがありますが、Web申込(通信販売)に法定のクーリング・オフはありません。相談は消費者ホットライン188へ、電力・ガス取引監視等委員会の相談窓口は03-3501-5725です。
  • 切り替えの目安は、スマートメーター交換が不要なら約4日、必要なら約2週間です。交換時の停電は1軒あたり約15分です(資源エネルギー庁)。

よくある質問

Q. Looopでんきとオクトパスエナジーはどっちが安いですか。

A. 本記事では断定できません。両社の同じ月・同じ条件の単価を公式で確認できていないためです。仕組みは、Looopが市場連動型、シンプルオクトパスが12か月単価固定と説明されています。

Q. Looopの上限単価があれば、高騰の影響を避けられますか。

A. 上限は128.00円/kWhで、月の電源単価が超えた場合の差額が還元されますが、対象は120kWhまでです。使用量が多い月は、請求額が大きくなる可能性が残ります。

Q. どちらも解約金はかかりますか。

A. Looopは解約手数料0円・縛りなしです。オクトパスは公式FAQで原則発生しないとされています(確認日 2026年11月3日)。例外の有無は重要事項説明で確認してください。

Q. 引っ越し当日に使い始められますか。

A. Looopは、引越し先の申込で当日15:00までに申込完了すれば最短当日中の開通が可能ですが、設備によっては不可です(Looop公式ヘルプ)。詳しくは電気の即日開通をご覧ください。オクトパスは本記事では確認できていません。

まとめ

Looopは市場連動型、オクトパスのシンプルプランは12か月単価固定という違いがあります。単価の大小ではなく、請求額の振れ幅をどこまで許容できるかで考えると整理しやすくなります。両社の最新条件は公式で確認し、上の手順で試算してから決めてください。全体の比較は新電力おすすめ比較と電気の比較ランキングにあります。

Looopでんきの料金を公式サイトで確認する

オクトパスエナジーの料金を公式サイトで確認する

関連リンク

出典(確認日 2026年11月3日)